2021
31
Jul

Photograph, Snap

道しるべ

ほぼ貸し切りの弁天池でひとしきり蓮の花を愛でた後、本堂で般若心経を一巻。「いつも順番があべこべだよね。」と自嘲気味に微笑みながら、久しぶりに使うレンズをセットするイブキビャクシンの大木の下。まだまだ静かな境内はのんびりと散策するのにもってこいの雰囲気で、ふと目についたモノを気ままにカメラに収めているだけで心が落ち着くヒーリングスポット。そして、誰かがあげた線香の香りが漂ってきて、さらに心が開放される休日の朝。写欲も満たされて気分も良くなって、少々眠気が訪れそうになるのを感じたところでそろそろ退散しようと思ったのですが、カメラの液晶モニター映るのは赤い矢印の道しるべ。「次のお寺に行くといい被写体がありますよ」なのか、「もう帰ったほうがいいですよ」なのか迷ったのですが、こういうときは心の声に従ったほうがよかったですよね?