そして棚田は薄紫に染まる

ついに訪れたこの景色。瀬戸内の島陰に日が落ちて、一日を締めくくる色が降ってくる時間。ひとり、また一人と家路に着く人を思い遣るように染まる空は思慮深い色で、そんな色彩に魅せられたワタシはまたもや殿を務めることとなるのです。

いつもと同じほうがいい

今年も見ることができたこの風景。いつもと同じ場所からいつもと同じアングルで。昨年と違うのは、ワタシが使っているレンズと周りのカメラマンさんたちの顔ぶれくらいでしょうか。グラデーションはいつものように美しく、感嘆のため息さ...

夕彩は色彩だけがいい

夕暮れる伊予灘の風景を眺めて、相変わらず美しいグラデーションに心を奪われるひととき。眩しく輝く海面は姿を消して、霞む夕彩に姿を変えて。そんな色彩を狙うワタシは「なにかいいカタチのシルエットでも・・・」と考えてみるのですが...

眩しくて輝いて

先刻まで青に満ちていた空と海も、いよいよその印象を変える時間です。鈍く光る海の輝きはカメラのシャッタースピードを切迫させて、絞りダイヤルをくるくると回すことを強要します。そして、「眩しいなぁ・・・」なんて苦情にも近いよう...

持て余す時間の空と海

撮影地に到着するのがあまりにも早すぎると、待ち時間に何をしようかと悩みますよね。この日のロケーションは本谷の棚田。かなりのんびりと走ってきたつもりなのですが、今回もやはり一番乗りなのでした。そういえば、昨年はワタシに少し...

迷いに迷って

双海・上灘の棚田からのエントリーもこれで終わりにしようと思うのですが、ではどれを最後の一枚にするのかと☆印を付けたカットを眺めるのですが、なかなか結論は出ないわけです。となれば、いっそ最後の一枚は放棄してフェードアウトし...