ひとしきり激しく降った雨の後に見る景色が素敵なのは皆さんもよくご存知だと思うのですが、夕立ちが去った後の彼岸花の立ち姿もそんな例に漏れずワタシの琴線に触れるのでした。とはいえ、雨が降ってから結構な時間が経過していることは...

驟雨一過

曼珠沙華は岩場で映える
仕事終わりに出向いた彼岸花群生地。咲き始めたばかりの谷はまだ黄緑色が多く残るワタシ好みの佇まい。しかも、この一帯にだけ降り注いだ雨のおかげで、その色彩には瑞々しさが宿っていたのでした。そして、群生地のほぼ中央に陣取って、...

初秋の紅、咲き初める
あれから一週間も経たないうちに再訪した彼岸花の群生地。「どのくらい進んでるか見に行く?」と、仕事終わりにカエルさんを誘って訪れた北谷は予想以上の進捗状況。「撮れたら撮る」くらいのつもりで連れてきたカメラたちも、バッテリー...

暗がりに咲く
9月も半ばに差し掛かると田んぼの縁に赤い色を探してしまうようで、そんな思いが度を越すと、咲いていないとわかっていながら群生地などを訪れてしまうものなのです。パラパラと降り出した雨の中、誰もいない谷を歩く休日の午後。そして...

無人駅と麦わら帽の彼女
夕刻迫る無人駅のホームに、海を眺める麦わら帽のお嬢さんがひとり。それはもう絵になることに違いありませんよね。空の調子はどちらかといえば「イマイチ」なほうなのですが、下灘駅が醸し出す雰囲気だけで物語を成立させてしまっている...

ほろ酔いのトロッコ列車
無人駅に滑り込んできたその列車は見るからに開放的な様相で、カメラを向けられていることなどお構いなしにそれぞれの休日を楽しむのでした。瀬戸内の夕景を眺めながらの会食はいかにも賑やかで、ビールジョッキを染める夕暮れの色も心な...