桜の幹のコケティッシュ
隙間の時間に
琥珀色と葡萄酒色の世界
道を違えて
浮かび上がる造形美
半身の月でさえ
揺れて、揺さぶられて
幕間
役者揃いのシルエット
妖艶な色と曲線美
画面いっぱいに満たしてみたい
海面はオレンジ色を映す
水鳥の黄昏れ
アートな夕景とその代償
吉と出る
壮観の紅絨毯
主役を食う
昔を懐かしんだところで
そんな気はしていましたが
木陰で休んでいたとしても
すんなりといくわけがないじゃない
放っておけるわけないじゃない
そして行き着いたのは
掻い摘んで
秋色の報、舞い込んで
欠けていたもの
夏の情景は重々しく
そしてエモーショナル
夕暮れはチルアウト
気がつけば睡蓮も
刺繍
習作
清涼剤
リフレクションを手土産に
嬉しい誤算
親心?
ピントの行方
帰れないふたり
残照の雲のドラマティック
条件反射
寄り添うふたり
はじまりはやはり
主人公
幻影のプラットフォーム
蓮根畑の摩訶不思議
退紅色の水鏡
囚われの紫陽花
フェチが高じて
沈みゆく太陽の姿だけは
偶然の産物