暮色を留めて

暮色を留めて

残照が深まるにつれ、海は少しずつ色を変えていくのでした。長秒露光が描き出す水のたゆたい。橙に染まる光と、夜の気配を宿した砂州。そのあわいに、昼の名残が静かに横たわっていたのです。光はやがて消えていく。けれど、消えゆくものほど、美しい色を残していくようで。

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