夕日の栞

夕日の栞

夕日の舞台が整ったようです。防波堤の黒い帯に、太陽がそっと触れようとしている時間。釣り人たちは影になって、ちいさな物語を紡いでいました。赤から紫へ深まる空が、その影をやさしく縁どる情景。シルエットたちの動きに身をあずけて、ワタシはシャッターを切る一瞬を待ったのでした。夕日はいま、物語の最後の頁をめくろうとしています。

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