濃藍の皺

濃藍の皺

ふと気がつけば、水面は濃い藍色。曇り空の下、ずっと待っていたのでした。そう、雲の隙間からやわらかい光がこぼれ落ちてくるのを。波の皺が光を受けて、金色とも白ともつかない絶妙な色で瞬いたとき、藍はさらに深く、艶やかに。幾度も訪れた港なのに、この日出会ったこの色は、初めて見た色なのでした。

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