鈍色の係留

鈍色の係留

あまり期待はできないと思いつつ、もしかしたらと訪れたお気に入りの港。けれど、そんなワタシを嘲笑うかのように空は鈍色。それでも惹かれたのは、鮮やかさのない色彩。黒、白、また黒。舷側に並ぶ網玉は、まるで誰かが計算したように等間隔。水面に映る影もまた同じ拍子で、鈍色の世界の二重奏。

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