紅燃えて、松ひとつ

紅燃えて、松ひとつ

浄瑠璃寺のお気に入りの小さな池。けれど、ここへ来るとワタシは水面より先に空を見上げてしまうのです。桜がちょうど散り終えた頃、頭上では燃えるような紅が枝を広げ、その傍では松がひとつ静かに浮かんでいたのでした。燃えるような赤と、揺るがない緑。その対照があまりにも美しくて、池の縁でしばらくその季節を見上げていたのです。

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