夜勤が明けた日の午後、まだ少し眠たい目を擦りながら郊外に向かって車を走らせたのは、この一本の樹に会いたかったから。金毘羅寺と惣河内神社、隣接するこの寺社を繋ぐ橋の袂にあるこの一本の樹は、その佇まいが琴線に触れてやまないお気に入りの樹。もちろん、その年によって状態の良し悪しはあるものの、この樹の下に立って上を眺めているだけで心が落ち着いてしまうという癒やしの空間だったりするのです。今年はもうすでに散り始めていましたが、それでもやはり心を持っていかれてしまう不思議な一本なのです。
夜勤が明けた日の午後、まだ少し眠たい目を擦りながら郊外に向かって車を走らせたのは、この一本の樹に会いたかったから。金毘羅寺と惣河内神社、隣接するこの寺社を繋ぐ橋の袂にあるこの一本の樹は、その佇まいが琴線に触れてやまないお気に入りの樹。もちろん、その年によって状態の良し悪しはあるものの、この樹の下に立って上を眺めているだけで心が落ち着いてしまうという癒やしの空間だったりするのです。今年はもうすでに散り始めていましたが、それでもやはり心を持っていかれてしまう不思議な一本なのです。