群生するシャクナゲに心を掴まれて、しばらくはその彩りに付きっきりだった泉谷の棚田ですが、肝心の田んぼのほうも順調に作業が進んでいる様子。作業されている方が約3名、たまに軽トラの荷台に腰を下ろして休憩しながら、午後5時の音楽が流れるまで農作業に勤しんでおられました。ワタシはといえば、辺りに咲くシャガを眺めてみたり、まだほんの数枚だった水鏡に新緑が映る景色を狙ってみたり、乾いた喉を缶コーヒーで潤してみたり。そして、ゴミ焼きの煙が谷を登ってゆく光景に出会って、ひとしきりシャターを切ってみたり。と、夕刻まで何かと楽しめた泉谷の棚田だったのですが、そろそろ帰路に着く時間です。水鏡に夕照が映える景色はもう数週間後、その頃にまた来れることを期待して。と言いながら、ちょっと後ろ髪を引かれるものがあるのですが・・・。(もう少しだけ続きます)