灯台下暗しとはこういうことを言うのでしょうか。ここ数年、彼岸花の撮影地がマンネリ化していて、新鮮さを求めて新しいロケーションを開拓したいと思っていた矢先のことでした。「そういえば、あそこにも小ぢんまりとした棚田があったよね?彼岸花、ありそうじゃない?」と、来シーズンのためのロケハン気分で訪れたお気に入りのお寺のすぐ近くでそれを見つけたのです。なだらかな斜面に点在する彼岸花の花束が西陽の色に輝くエノコロと競演する風景。しかも、彼岸花の多くは今が見頃。前回の投稿もこの場所で撮影した一枚だったのですが、赤の比率が高くない風景は逆に新鮮で、空腹もまったく気にならないほどに楽しく撮影することができたのでした。当然、来シーズンの撮影地リストにも名を連ねること間違いナシということで。