「さあ、帰ろうか。」とハスラーに乗り込んでカメラをバッグに押し込んでみたものの、「あ、もうちょっとだけ・・・」と再びカメラを引っ張り出すのは日常茶飯事のことなのです。今回後ろ髪を引かれたのは、到着直後にひたすら撮って満足したハズだったシャクナゲの風景。先程と同じ道を歩きながら同じような目線で眺めてみるのですが、装着しているレンズが違うだけでなにやら新しい景色に出会ったように感じるのです。シャクナゲに始まりシャクナゲに終わる。道を間違えて散々になるハズだった今回の旅は、期待していなかったシャクナゲの彩りに救われたカタチになりました。この花、正直なところ今まであまり興味がなかった花なのですが、これをキッカケにどうやらお気に入りのひとつになりそうな気配です。