色褪せる、その手前で

色褪せる、その手前で

色が少しずつほどけ始めた紫陽花を見つけたので、少し立ち止まってみたのです。盛りは過ぎても、その美しさはまだそこに。鮮やかな頃には気づかなかった、穏やかでやさしい佇まい。見頃を過ぎた花だからこそ漂う風情に、後ろ髪を引かれるようなひとときなのでした。

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