帰りかけた夜に

帰りかけた夜に

残照の刻もほぼほぼ終わって、辺りに忍び寄るのは夜の色。三脚を畳んでカメラを片付けると、急に訪れる空腹感。けれど、棚田を後にしようと車へ向かいかけたその足を止めたのは、この群青の色だったのです。いつの間にか塗り替わっていた空の色と、それを受け取る海の色。そして、三脚をもう一度。空腹のことは、しばらく忘れることにしたのです。

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