夜へ渡る影

夜へ渡る影

夕陽が海の向こうへ沈んで、残照が訪れるまで。昼と夜、そのあはひに流れる束の間の刻。蔓や葉は、暮れゆく空を背に黒く浮かび上がり、まるで古い物語の一節を描く影絵のよう。淡い茜はやがて深い藍へと移ろい、世界は静かに夜の帳へと向かってゆくのでした。

Comments

No comments yet. Why don’t you start the discussion?

コメントを残す