2021
10
Jun

Photograph, Twilight

向こう岸の風景

焼けそうな夕暮れにいつもの河口。ぶらぶら歩いてみるものの、行き着く先はいつもの場所。「またこの場所やね。たまには向こう側にでも行ってみる?」とカエルさん。「それがいいかもしれんねぇ。」と賛同して橋を渡るのですが、何故だかイマイチ気分が乗りません。然う斯うするうちに焼けそうだった空は綺麗に焼けて、盛り上がらないのはワタシの心だけ。こんな時は得てして何も撮らずに帰ることが多いのですが、ノコノコとカエルさんについて回るうちに出会った河辺の風景にしてやられたのでした。「たまには違う場所もいいよね。」「たまにはね〜。」などと帰りの車の中で会話しながら、この場所は『いつもの場所』になるかもしれないと思ったのでした。