特等席

特等席

浄瑠璃寺からの帰り道、ふらりと立ち寄った通谷池。そして、睡蓮が咲く池を眺めてみると、たくさんの亀たちが思い思いに睡蓮の葉の上でひと休み。そんな中、この一匹だけが花を選んでくつろいでいたのです。それはまるで、自分だけの特等席であるかのように。気まぐれなのか、美意識なのか。その答えはわからないけれど、後者である世界線を想像しながらシャッターを切る愉しさ。夏の池には、ときどきこんな小さな物語が、何気ない顔をして浮かんでいるのです。

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