いつもの場所で

いつもの場所で

カエルさんの田舎で眺める夕景は、いつもの場所から。山と海と空がひとつになるその眺望を、ワタシは何度見てきたのでしょう。けれど、帰郷するたびにこの場所で夕景を待つのは、心を奪われる何かがあるからなのでしょうか。燃えるような夕陽が雲にやさしく包まれながら、ゆっくりと海へ還ってゆく時間。そして、やがてやってくる夜の気配。そんな移ろいを、ただ見つめていたかったのです。いつもの場所で、何度でも、いつまでも。

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