振り向くと夏の絶景
やわらかな夕空と夏草のささやき
花色が響く
夢幻
踏切、夏映え
夏空に映える
田舎道に夏が薫って
よるしあわせ
予想外
襲われる感覚
心に触れる風景は突然に
ウルトラマン基地は夕暮れて
稲の隙間のいい頃合い
薄暮に聳える
ミラーは暮れ残る色を映す
梅雨の晴れ間に夕暮れを拾う
ちょっとくらいがちょうどいい
そんな仕草さえ
デザイン画の様相
藻色と轍は詩となりて
勘違いする距離感
すれ違う思惑
一輪の紫陽花
戯れ
水鏡は妖しげな空を映して
スッキリしたところで
四苦八苦
紫陽花ブーケの贈り物
蝋燭立てに思いを馳せて
紫陽花は歓迎の色づき
三日月、儚げ
豊予海峡は青く暮れて
灯台は迷走の果てに
そして棚田は薄紫に染まる
いつもと同じほうがいい
夕彩は色彩だけがいい
眩しくて輝いて
持て余す時間の空と海
迷いに迷って
ちょっとの差
トタンアートの記憶
撮るセンス
軽く廃墟系ならいい感じ
あれもこれもと
淡く染まって指が弾んで
再会は棚田にて
夕彩は水鏡に滲んで
暮れ棚田の幽寂
新緑、橋の上より
靴を濡らして