正直、舐めてましたね。郊外といっても松山とそれほど気温は違わないだろう、と。到着してすぐにひび割れアートに遭遇して、その足でコスモス畑を一周したまではよかったのですが、あまりの寒さにクルマに逃げ込んでしまったのは想定外のことでした。そしてそれから一時間あまり。カラーバランスが崩れ始めた頃を見計らって向かったコスモス畑は、秋桜たちが夕暮れ色に燦めく幻想的な世界。一心不乱に覗くファインダーの中はそんな心温まる風景で満ち溢れていて、先程までの肌寒さも気にならないかと思われたのですが、時折激しく吹き抜ける秋風はワタシの体温を容赦なく奪い取ってゆくわけです。というわけで、そろそろクルマのトランクにウィンドブレーカーを忍ばせておかなければいけないようですね。