
前回の訪問から一週間。いくら遅れているからといってもそろそろいい頃合いだろうと訪れた彼岸花の群生地。平日の仕事終わりに車を飛ばして、あと30分ほどで日没というところで辿り着いた目的地はそれでもそれなりの人集り。となれば否応なしに期待してしまうのですが、ワタシのそんな意気込みは完全に肩透かしを食らってしまうのでした。「今年は花の数が少ない」と噂では聞いていたのですが、これだけ疎らなのは過去にも見たことがないほど。とはいえ、コンクリート塀を挟んで反対側の山の斜面では例年通りの彼岸花の風景を確認してホッと一安心。そして、山陰に隠れる寸前の夕照を浴びるその彩りは、落胆したワタシの心を救ってくれるほどの鮮やかさで。