「さあ、帰ろうか。どっか寄る?」「近くのスーパーでお弁当でも買って帰ろうか? とりあえずトイレに行きたいし。」「同じく。」ということで、夕暮れの秋桜を堪能した後はスーパーの綺麗なトイレに寄ることが最優先課題なのでした。けれど、そんな時ほど思い通りにいかないもので、この日の邪魔者は偶然目に入った水鏡の風景。「もうちょっと我慢できるよね?」とカエルさんにお伺いを立てて飛び出した道端では、残照とリフレクションに心を奪われるふたりの姿。そして、いつの間にか入れ替わった優先課題の煽りを受けて、その後に寄ったスーパーではめぼしい惣菜は売り切れ状態だったのでした(トイレは無事にお借りしましたけどね)。