2023
23
Sep

Nature, Photograph

シーズンオフ

あと一回くらいは訪れてみて神々しいその姿を思う存分撮ってみたいと考えていたのですが、その一回が訪れたのは見頃を終えて久しい夏の終わりだったのでした。暑さが幾分か和らいだ蓮池は完全にシーズンオフの様相で、神々しい花の代わりに存在感を主張していたのは異形の衆。シーズン真っ只中に見せてくれたあの神々しい姿とは裏腹に、現在の蓮池を支配するのは禍々しさを発散する邪悪な容姿。もちろん、そんな蓮池は来訪者もなくひっそりと佇むだけなのですが、そんな姿を見てもなおカメラを構えるのがカメラマンの性というやつで、とりわけワタシなどは喜々として撮影に興じるのです。とここまで書いておいて疑問に思ったのですが、これってもしかして、「カメラマンの」というより「ワタシの」と言い換えたほうがよかったりする案件なんですかね?