鮮やかに波が立つと
シルエットは物語を紡ぐ
廃船もいいけど廃車もね
秋桜の暖かい色
コスモス畑は花曇り
焼け焦げた煙
白鷺の印象色とチーズの匂い
くだらない理由で
生命力
桜の樹と彼岸花
唯一できること
夕暮れススキのセンチメンタル
最終的に落ち着いたのは
反対側の斜面では
納得の日の丸構図
体のいい言い訳
畦道を気ままに
いつかのリフレクション
色彩満ちる
ただやはり
蓮の葉の味わい深さ
三度目の正直
距離を縮める緊張感
チョウトンボとの物語
やっぱり微炭酸
アウトフォーカスでいこう
完熟した印象
思い知る
膝は地面についたまま
逃げ込んだ先で
誘惑者は神秘の姿で
このタイプ
蓮池は灼熱にて
観客はふたり
その海は柔らかく輝く
海面のデザイン
鬱憤を晴らして
ほくそ笑む
魔法はかからないけれど
ご褒美の眺望
立ち止まるのはやはり
納屋の根際にて
トラクターの音を聞きながら
対岸の新緑は妖しく光る
儚げに〆る春
夕日のライティングが決まる頃
やっぱり好きだった
暮れてゆく、減ってゆく
桜始めは湖畔の桜
有意義な一日

