満ちてゆく

廃船は水鏡の中で

お気に入りである理由

注意を払いながら

あちらを立てれば

泥濘の水鏡には

水風景は絵画のように

水風景の不思議

なんでなん？

渓谷の秋は水鏡から

奇天烈な世界観

夜の色が忍び寄る水鏡の趣

琥珀色と葡萄酒色の世界

揺れて、揺さぶられて

幕間

海面はオレンジ色を映す

水鳥の黄昏れ

リフレクションを手土産に

帰れないふたり

残照の雲のドラマティック

蓮根畑の摩訶不思議

退紅色の水鏡

偶然の産物

忍び寄る夜の色

舌鼓を打つ幸せ

その陰影に時は止まる

どうにもとまらない

噛み合わない会話と最高の暮れ色

ほんの出来心だったのに

220秒を詰め込んで

棚田は夜の色に染まる

カーブミラーの主張

至福のひととき

感動に釣られて

続・黄昏を待つ時間に

黄昏を待つ時間に

棚から牡丹餅

反転写真の不思議

相槌を打ちながら

溶解

夕暮れはエモーショナル

落陽に魅せられて

趣は違えど

夕暮れの色は思慮深くて

水面の芸術

数打ちゃ当たることもある

味わい深さと静寂と

リフレクションは色鮮やかに

それはまるでご褒美のようで

手を変え品を変え？