2021
1
Jun

Nature, Photograph, Twilight

帰りたい、帰れない。

だんだんと薄暗くなってゆく海沿いの棚田は次第にカエルの鳴き声に支配され、気づけばワタシたち以外の人の気配が消えていました。迫る闇と空腹感。ワタシたちもそろそろ・・・と思うのですが、目前に広がるのは夜の色に侵食されつつある美しきグラデーション。「さ、帰ろうか。」と言ってから、もう何回立ち止まったことでしょう。カエルさんもさぞかし呆れていると思いきや、ワタシ以上に後ろ髪を引かれている様子で・・・。