老夫婦のシルエットとひとしきり語らった後は、少し外れの中洲にて残照の色気に惑わされる時間。秋の虫の音が響く中、音もなく流れる雲と琥珀色に染まる空のコラボレーションに見惚れてしまうのでした。そして、そんなワタシの背後では先程とは違うもうひと組の老夫婦。それは、一日が終わる色をベンチに座って眺める至福の時間・・・だったハズなのですが、そんな眺めの中で蠢くカメラマンがどれほど興醒めする存在だったのだろうかと考えると、なんだか申し訳ない気持ちにもなったりして。
2023
5
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