お気に入りの小さな港での撮影ももう終わり。さあ帰ろうかと三脚を担いで車のほうへと向かうのですが、その途中に再び三脚を立てる気になったのは、僅かに光る最後の色彩がとても魅力的に思えたから。辺りはもう真っ暗で、先を歩いていたカエルさんの姿も確認できない中でシャッターを切った一枚は、立ち止まっただけのことはあったと思わせる出来栄え。淡いトーンのグラデーションが特に秀逸で、ずっと眺めていたくなるほど心地よい色彩だと思うのです。
2024
15
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