鮮やかに焼けて雲の表情も最高なのに、荒れ狂う風のせいで避難所と化した展望台。まともに目は開けられず、気を抜くとカメラをセットした三脚すら吹き飛ばされそうな状況。そして、たまに聞こえるカエルさんの悲鳴。となれば、「少しでも風が収まるのを待つとしようか」と展望台の中央に陣取ることにしたのですが、どうやらそれが功を奏したようです。建物の隙間から見える空は、意図せずに展開されるパノラマの世界。映し出される横長のスクリーンの中は、まるで現実の世界ではないような感覚で。
2022
5
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