無人駅に滑り込んできたその列車は見るからに開放的な様相で、カメラを向けられていることなどお構いなしにそれぞれの休日を楽しむのでした。瀬戸内の夕景を眺めながらの会食はいかにも賑やかで、ビールジョッキを染める夕暮れの色も心なしかほろ酔い加減に見えたりして。と、それはもう何年も前に下灘駅で偶然出会った風景なのでした。
2023
20
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