BOSS新年度ですね。シフト勤務のワタシにはあまり実感が湧かない・・・と言いたいところですが、部署異動の都合上、一瞬だけシフト勤務を逃れることになりました。ということで、4月最初の週末はカレンダー通りの連休だそうです。ラッキー。となれば、カレンダー通りに休日のカエルさんと一緒に桜でも愛でに行くのが定石なのですが、今朝のカエルさんはどうも様子がおかしいですね。
「咳してるね。どした？」
「喉が少し痛い。熱はどうかな？」
「はい、体温計。」
「36.8℃。ちょっと高いね。」
ということで、近所の耳鼻科でPCR検査です。駐車場でしばらく待って、しばらく待って、しばらく待つと・・・防塵服着用の先生と看護婦さん登場。飛び跳ねるように駐車場のクルマを回っていきます。
「えー、このクルマたち全部PCR検査？」
「そんな感じやね。10台はおるよ。」
「クルマじゃない人はあの小屋の中？」
「おー、なるほど。」
というわけで、出掛ける前にスッタモンダはありましたが、陰性のお墨付きを頂いたところで出発するとしましょうか。ところで、体調は大丈夫？
今回向かうのは、双海下灘方面。国道378号線、通称夕やけこやけラインを直走って目的地へ向かいます。下灘駅を通り過ぎて（今日もなにかと人が多い・・・）、下灘郵便局の交差点を左折。細〜い道をしばらく走ると、ほら見えてきましたよ。
路肩にハスラーを停めて、しばし眺める懐かしの桜風景。はるか昔、カエルさんと出会った頃に訪れたいちばん最初の桜の風景。フジカラーに入社して、AF一眼レフを手に入れて、最初に撮った桜の風景。「懐かしいねぇ…」などとひとりごとを呟きながら、変わらない桜にあの頃を思い出す春の休日のひととき。さすがに涙までは出なかったけれど、ノスタルジックな気分に浸った春の一日。そしてその帰り道、旧道に迷い込んだり高台の稲荷神社へ登ってみたり。束の間のカレンダー通りの週末は、なにかと密度の濃い休日になったようです。ちなみに、もうシフト勤務に戻りたくないとか駄々をこねたという噂はキッパリと否定しておきます（笑）
