待ちに待ったGWが始まりましたね。とはいえ、ワタシはシフト勤務につき3勤1休の平常運転でほとんど関係ない感じなのですが。では何を待ちに待っているかといえば、GWの間に水を張る田んぼが多くあるということなのです。要するに、待ちに待ったリフレクションの季節がやってくるというわけです。水鏡万歳。さて、ワタシの休日がGW中に当たるのは、5/2(火)と5/6(土)の2日だけの予定だったのですが、5/1(月)に有給休暇を頂いて少し動ける日が増えました。有り難い。ということで、夜勤2日目が明けた日の夕方にカエルさんを誘って郊外の棚田へ。まだ少し睡魔が満足していない感じですが、天気も上々なことだし気合を入れて行ってみましょうか。
東温市にある井内の棚田。GWがくればまずここの棚田を訪れるのがここ数年の恒例行事。ただ、毎年訪れているとはいえ1年に一回だけのことなので、アクセスに若干の不安を覚えます。つい最近も道を間違えまくって散々な目にあったことですし、ここは少し慎重にナビに従うことにしましょうか。ただ、本日のナビは助手席に座る人間ナビ。頼みますよ、カエルさん(というか、そもそもハスラーにナビは付けていないのですが)。ということで、カエルさんのナビのおかげで何の問題もなく到着した井内の棚田。例年通りバッチリ水も張られて、あとは田植えを待つばかり。言い換えれば、苗の植えられていない綺麗な水鏡を撮れるのはこのタイミングだけということです。ただ、例年とちょっと違うのは、今年はもう少しクルマを進めて上のほうの棚田を狙ってみるつもりだということ。ほら、毎年同じだとマンネリ感がハンパないですからね。
「あれぇ? たぶんこの辺だと思うんだけど??」「ん? これ以上行っても何もない気がするなぁ。Uターンしよっか。」と、人間ナビが隣にいてもダメなものはダメでした。ただし、「あ、ここ右に行ってみてー。」「りょーかい。」と、たとえ迷っても二人だと不安なことも何もなく恙無く到着するのでした。カエルさん万歳。
いつもの、下のほうにある棚田も好きなんですよ。ただ、こちらの棚田の風景は少し趣が違うような気がします。より整然と配置されていて、その配置にはどこかデザイン的な意図があるような印象。直線と曲線が絶妙に交錯して、そこに出現する水鏡は空の移ろいを映して。そして、木立の佇まいさえ絵師が描いたもののようで。
16:9がいいですね。このロケーションはワイドに描いたほうがしっくりきます。最初に抱いていた違和感は、アスペクト比を16:9に変更したところで解消しました。加えて、畦道の緑が印象的だったことから、夕景よりもホワイトバランスが崩れる直前の光のほうが素敵に撮れるシュチュエーションも多そうです。「何しよるん?」「田んぼが綺麗なので、写真撮ってます。」カエルさんが犬の散歩をしているおばあさんに尋ねられたそうですが、この景色、そうそう見れるものではないですからね。17時過ぎから日没までの2時間弱、たっぷりと棚田の風景を堪能してワタシはもうお腹いっぱいです。と思ったら、グゥと鳴るお腹。さて、そろそろ帰りましょうか。そういえば、家でワタシたち(晩メシ)の帰りを待つ青年もお腹を減らしていることでしょうし。