さて、今日は夜勤最終日を有給休暇に充てた日です。天気は晴れ。写真を撮りに出掛けるにはもってこいの条件。となれば、朝っぱらからハスラーにカメラを積み込んで・・・というつもりだったのですが、ワタシの体はまだ夜勤のソレに適応したままで、朝方になってやっと睡魔が襲ってくるという始末。ということで、昼過ぎからよろよろと出発したハスラーはサクラメント通りを走り抜けて桜三里方面へ。勢いで滑川渓谷まで行きそうになったのですが、それを既のところで思いとどまって辿り着いたのは金毘羅寺。
ツツジと椿の花は落ちてなお彩り豊かで、新緑の鮮やかさは言わずもがな。惣河内神社との間にあるお気に入りの樹は、今日も渋い赤胴色に輝いてワタシの心を掴むのでした。そして、金毘羅寺からの帰りに立ち寄ったのは、かなり久しぶりに訪れる森の交流センター。例年なら木蓮と桜の時期に訪れるのですが、今年はそんな時間さえなく季節が移り変わってしまった印象です。
それにしても、ここはいつ訪れてもワタシの期待を裏切ることはありません。というのは褒めすぎかもしれませんが、今日も至る所にフォトジェニックな被写体が。数年前に撮ったブーゲンビリアが落花して繊維だけになった猛烈にエモい情景には巡り会えませんでしたが、それ以外は概ね満足に・・・というより、当初の予定を大幅にオーバーするほどワタシを楽しませてくれたのでした。
そして、次の寄り道は浄瑠璃寺。ここ最近、ちょくちょく立ち寄っているような気がしないでもないのですが、お気に入りの場所には何回訪れても飽きることがありません。例えるなら、実家のような安心感。
ここでもワタシを魅了するのは赤系紅葉。カメヤマローソクの水色ベンチの傍には今日も変わらず落花した椿のピンクが一輪。そして、気になる池は相変わらず気になる雰囲気を漂わせてワタシを誘うのです。
16時過ぎ。浄瑠璃寺の駐車場でハスラーの運転席に座って頭を悩ませるのは次の行き先。選択肢はふたつ。大洲・蔵川棚田の偵察に向かうのか、それとも適当な場所で夕景を狙うのか。そして、熟考を重ねてワタシが出した答えは後者のソレなのでした。
待っても待ってもやって来ない夕暮れの色にワタシの心は折れてしまいそうです。いえ、すでに折れてしまっていました。しばらくはコンデジ片手に辺りを楽しく散歩していたのですが、それも最早時間潰しの手段とはなり得ないようです。と、少し大袈裟に書いてしまいましたが、要するに、夕景より晩飯を優先したというだけの話。日が長くなるのは有り難いのですが、ぐぅと鳴く腹の虫をなだめるのはわりと大変です。
さて、明日はついに虫歯の親知らずを抜く日。親知らずを抜いたことがないワタシとしてはわりと余裕に構えているのですが、果たして、ワタシのそんな考えは甘かったりするのでしょうか?