曇天。桜が満開でこれ以上ない美しさなのに、これ以上ない曇天なのは何故なのでしょう。そして、桜を撮れる休日はおそらく今日が最後だという事実。ということならば、どんな天候だとしても桜を撮りに出掛けるのがカメラマンの本懐というところでしょう。

カメラバッグとカエルさんをハスラーに積み込んで(おっと失礼)、目指すは春の匂いがする海岸線。昨年は完全にタイミングを逸した双海の桜ですが、今年の桜はタイミングばっちり。これ以上ない曇天ということを除けば、これ以上ない素晴らしい条件です。

天一稲荷神社。確か、一昨年の桜の時期にも訪れたような気がします。石段を登り切って境内に到着すると、瀬戸内海を一望できる素晴らしい眺望。とまではいきませんが、鳥の視線で桜を眺めることができる気持ちのいい景色。惜しむらくは、その景色の魅力を半減させているこれ以上ない曇天なのですが、まだ雨が降らないだけマシだと思っておきましょうか。

そして、天一稲荷神社を跡にしたワタシとカエルさんが次に向かったのは、海岸線を走っていたときにひと際目を引いた桜がある場所。天一稲荷神社から歩いて移動できるほどの至近距離なのですが、近づけば近づくほどその存在感に圧倒されます。その証拠にバイカーがふたり、自慢のバイクを桜の下に停めて記念撮影に興じていました。そして、道路を挟んで向かいの民家の庭には、自由に使える休憩所。なんと粋なことでしょう。これで天気が良ければ最高なのですが、そろそろそれは言わないことにしましょうか(笑)

楽しい時間はあっという間に過ぎて、そろそろ日暮れが迫ってくる時間です。最後にしおさい公園のエリアに立ち寄って、曇天に咲く桜の風景を目に焼き付けることにしました。今年の桜はおそらくこれで最後。来年はもっとたくさんの場所に出掛けて、もっとたくさんの桜を楽しみたいですね。そして、そのときが晴天なら最高なのでしょうが。

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