光る海。実をつけ始めたじいちゃんの葡萄。落っこちた夏みかん。初夏の風吹き抜ける竹林の爽やか。空にはうっすらひこうき雲。いつもの場所から眺める夕景。そして、残照の彩。
今年のGWもカエルさんの実家で過ごしました。たった二日間の短い時間でしたが、その景色はいつもと変わることなく、いつもどおりの素敵さでした。なんででしょうね? もう何十回と訪れていてそのたびにシャッターを切るのに、まったく飽きないどころか、また次も撮りたくなるんでしょうね、きっと。「同じ光は二度と訪れない。だから、同じ写真は二度と撮れない。」誰が言った言葉かは知りませんが、なんだか共感してしまいます。
そういえば、Showが産まれてすぐの頃、この時期に帰省するとホタルが飛んでいて、「キレイだな〜、こんなところで天然のホタルが見れるんだぁ」なんて感動した記憶があります。それが知らない間に見れなくなっていたんですね。田んぼの脇に小さな細い川が流れているのですが、その川がコンクリートになってしまったからでしょう。数枚(も?)あった棚田もみかんの木が植えられてしまってるようですし、こんな田舎でもなにかしら変わっていってるんですね。もちろん、それが悪いとは思いませんが、少し複雑な気分です。
さて、次に帰省するのはきっとお盆休み。次回こそ豪快に焼ける夕景を眺めたいと思っているのですが・・・。