前日は夜中まで仕事で翌日は早朝出勤。そんな朝勤前の休日はなかなか動きにくいハズなのですが、季節が季節だとそれは当てはまらないようです。「今日はちょっと違うとこ行ってみる?」と、そんなカエルさんのリクエストにお応えして目指したのは、喜多郡内子町の龍王公園。ワタシにとっては初めての、カエルさんにとってはン十年ぶりに訪れる場所です。
午後1時前。フレッシュパークからりに立ち寄ってたこ焼きと大判焼きで空腹を満たすワタシたち。ここのたこ焼きは、外はカリッと中はトロッと。大判焼きは甘さ控えめのあんこが絶品なのです。美味い。そして、午後2時前。お目当ての龍王公園に到着したのですが、平日にも関わらずたくさんの人。とりあえずX-T1に35mm神レンズを装着して、園内の散策を始めてみましょうか。








最近は風景ばっかりでこういうスナップはあまり撮ってなかったのですが、グラウンドの周辺で気になった風景を少しばかり。個人的にフェンスが絡むといい絵になりやすいと思うのですが、その方程式は今日も健在。クラシック・クロームの彩度を落とした表現もなかなかのものです。



もちろん、紅葉も綺麗でしたよ。この公園には紅葉のトンネルという有名なロケーションも存在するみたいですが、初めて訪れたワタシにはその場所が何処にあるのかさえさっぱり。とはいえ、周りの人の動線からなんとなく察しはついてるのですが。とはいえ、目の前のこの風景も捨てては置けませんから。





さて、紅葉のトンネル。なるほど、光が射してくればさぞ美しいことでしょう。けれど、この人だかりではどうやっても人が写りこんでしまいます。バイクやクルマをトンネルの入り口に停車して撮影している方もいましたが、ワタシには少し敷居の高いロケーションのようです。と思っていたところに目に入った風景は、薄いピンクの屋根瓦に紅葉が絡む個性的な風景。このモチーフ、個人的にはかなりツボでした。


赤系もみじにいぶし瓦の風景。このコントラストだけでご飯三杯はいけそうです。先の薄ピンクの屋根瓦とこのいぶし瓦の風景は紅葉のトンネルから脇に逸れた小径にあったのですが、この風景は来年ももう一度撮りたいと強く思わせる面白さだったのです。



紅葉のトンネル内を少し散策。時刻はすでに15時半過ぎ。明日のことを考えるともうそろそろ撤収したほうがよさそうです。それにしてもこのトンネル、色彩も葉の状態も申し分ありません。来年は是非とも晴れた日に訪れてみたいですね。



駐車場に戻ってきてもう少し。白線と落ち葉のコラボレーションの面白さをひとしきり。帰る帰ると言いながらなかなかそうはならないのはいつものパターン。けれど、もう被写体も残っていなさそうですし、と思っていたら・・・







車に戻ろうと歩いていたら、視線の先にちょっとした竹林と紅葉の風景を見つけたちゃったんですよね。となれば、カエルさんを誘ってもうひと仕事。もちろん、カエルさんだってやぶさかではありません。むしろ、ワタシより前のめり。カエルさんの場合、帰りの車中で力尽きても問題はありませんからね。というわけで、ワタシにとって初めての、カエルさんにとってはン十歩ぶりの龍王公園はかなりの撮れ高になったのでした。しかし、明日は早朝出勤だというのにどーすんのコレ?