庚申庵を失意のうちに後にして、ワタシとカエルさんが向かったのは、新緑萌える金毘羅寺。降ってくる緑のひかりに、心が安らぎます。
お世辞にも広いとは言い難い境内ですが、いつ来てもフォトジェニックです。
季節を問わず、何も撮らずに帰ることなどないくらい。
そんな金毘羅寺ですが、相変わらずの貸し切り状態。
溢れんばかりの美意識をひとりじめです。
あ、カエルさんとふたりじめ、、ですね。
初夏ということで、目に鮮やかなのは緑の風景。
透過光で見る葉っぱたちは生命力に溢れていて、見ているだけでパワーをもらえそうです。
ひとしきり緑を撮ったあとは、やはりあの樹を撮りたくなるのです。
金毘羅寺から隣接する惣河内神社に移動する途中にある一本の樹。
いつでもこの色、この姿。
少し控えめな、和なテイストを感じさせる色彩に魅了されます。
もちろん、カエルさんもその色彩に魅了されていました。
途中でカメラを交換して、マクロレンズで撮りまくりです。
さすがマクロ職人、寄って撮るのはお手のもの。
シャッター音も、いつもより軽快なように聞こえます。
結局、最後まで貸し切りのまま、夕暮れが迫る頃まで撮っていました。
ひたすら撮りまくった日曜日、帰宅して現像するのが楽しみです。
と、ここまではよかったのですが、帰る間際の出来事でした。
「写真が消えた・・・」と、カエルさん。
確かに、30Dの液晶パネルには【CF Err】の文字が。
ま、帰ってリガバリーソフトに突っ込めば復元できるさ・・・
などと思っていたのですが、思ったよりも重症のようでした。
デジタルならではのトラブルってヤですねぇ。