ノープランって怖いですよね。川富神社で早々に肩透かしを食らった後に訪れた仙波渓谷もすでに時遅し。「そういえば近くに渓谷があったような気がするなぁ」的なノリで訪れてみたものの、こちらではカメラすら出さないほどの惨敗。となれば、今度は砥部町近辺で銀杏の綺麗な場所を検索してから車を走らせてみるのですが、どうにもうまくいきません。五本松の大いちょう。迷うことなくわりとすんなり辿り着いたのはいいのだけれど、ちょっとイメージと違っていて即座に撤退。嗚呼、どうしましょう。
通谷池。思いついたんですよ。ホームセンターでトイレ休憩をしているときに突然。もう何年も前から訪れたいと思いながら訪れる機会がなかった場所。ということで、今日のこの機会に。




駐車場に車を停めて階段を降りて池のほとりへ。綺麗に色づく紅葉に水面のリフレクション。まだほんの少ししか見れてないのですが、なかなかどうして色々な表情を見せてくれそうな感じです。これは期待大。しかし、早くもカエルさんの姿が見えませんが、気にせず撮影モードに突入しちゃいましょう。






とにかく、紅葉と水辺の風景というのが相性が抜群。鴨たちもワタシの意図を汲んでくれて構図の中を行ったり来たり。惜しむらくはどんよりした空模様ですが、それはそれでしっとりとした発色に貢献してくれていると考えることにしましょうか。それにしても、PLフィルターとベルビア仕上げの鮮やかさは素晴らしいですね。




紅葉の背景に恐竜の骨みたいな枯木が横たわる風景を見つけました。雲の隙間からちょうど光が射してきて、これはまたとないシャッターチャンス。こういった枯木の風景、この池の至るところで見ることができたのですが、それがまたいい味を出していてフォトジェニックだったのです。




楽しいですねぇ。楽しいです。ちょっとだけ様子見する感覚で訪れたはずなのに、この池の魅力にどっぷりとハマってしまっている気がします。十歩進めば気になる風景に出会って三脚を立てての繰り返しで、なかなか前に進めないのも嬉しい誤算。カエルさんもインスタ用のネタが大量ゲットできてご満悦の様子です。











撮影は続きます。池の周りを彩る色とりどりの紅葉とさまざまな表情の水の色。途中、時地人(じじじん)というリゾートホテルの前を通りかかったのですが、この辺りの紅葉が特に秀逸。実はこの辺の撮影だけで半分以上の時間を費やしたような気がします。そういえば、撮影中に背後から聞こえる賑やかな声(日本語に混じって英語も少し)に振り返ると結婚式の前撮りの一団が迫ってきていてハッとしたのですが、この彩りの中だといい写真が撮れたのでしょうね。




結婚式の前撮りの一団に追い立てられた場所は、湖面がエメラルドグリーンに染まっていた場所。その色彩は面河渓谷のそれに酷似していて、いえ、むしろ、それよりも絵画的なムードを醸し出していて一瞬で虜になったのでした。背後から迫り来る一団がいなければ、もうちょっと粘ったこと請け合いなのですが。


いいですよね、枯木の風景。寂しい感じの水の色が叙情をさらに引き立てています。落ち葉の差し色も効果的。ただちょっと思ったのが、春から初夏にかけてこの枯木はどうなるんだろうということ。これは確認する必要がありそうですね。



対岸の風景がやけに魅力的に見えたので、望遠ズームで切り取ってみたのです。露出を切り詰めて重々しく。出来ることならあの場所まで行ってみたいと思ったのですが、こういうのは遠くから眺めているくらいが綺麗なのかもしれません。



お腹がぐぅと鳴るんですよ。喉もカラッカラなのに、自販機で喉を潤す何かを購入する小銭すら持ち合わせていないのです。それに、膀胱も満杯になって久しいような気がします。そりゃそうですよね、撮影を始めてからもう3時間が経とうとしているみたいです。そう思い始めたところでえひめこどもの城の建物に到着しました。とりあえず、満杯の膀胱に関しては解決しそうです。よかった。


この日の最後は、お手洗いを済ませてスッキリしたところで見つけたサンタクロースカラーで。
川富神社から始まったノープランの一日。当初はどうなることやらと思っていたのですが、終わってみれば結果オーライで収束。前半のグタグタはもはや通谷池に行き着くための前フリだったのではないかと思えるほどで、その一連の流れは台本の存在を疑ってしまうほどだったのです。そして、紅葉の撮影に欠かせない場所がまたひとつ。