午後勤終わりの休日。昼までゆっくりと惰眠を貪ってからのんびりと出掛けた先は、長浜町の綱掛岩。15時前に到着するなんてやたらと気が早いと自分でもそう思うのですが、Newアイテムなどを入手すると気分もすこぶる上がるというものです。

角形フィルターシステム。昔から欲しいと思ってはいたのですが、その価格と使用頻度を天秤にかけるとどうしても思い切れなかったのです。今回購入したのは、K&F CONCEPTの角形フィルターシステム。本当はKANIの角形フィルターシステムが欲しかったのですが、ワタシのお財布の中身と相談すると前者一択でした。とはいえ、フィルターホルダー・CPL・ND1000のセット、追加でGND0.9、それに各レンズに対応するアダプターを別途購入すると約3万円ほど。なかなかに高価な買い物ですね。じゃあ、どうして思い切ったのかって? いやぁ、ブラックフライデーで少し安くなっているのを眺めてるうちに指が勝手に・・・というよくあるアレです。

さて、そんな念願の角形フィルターを携えて訪れた綱掛岩は、雲ひとつない秋晴れの空模様。暮れる時間が待ちきれない気持ちを抑えつつ、本番前に少し試し撮りを。

いいですね。もう少し色かぶりがあると思っていたのですが、これなら安心して使えそうです。シャッタースピードの計算もアプリ任せで超快適(NiSi製ですが)。ただ、フィルターを差し込むのに結構な力を必要とするところが少しばかりの不満点。二枚重ねの場合などは特にそうで、強く押し込むとホルダーごと落下してしまいそうでちょっとコワいですね。使いっていくうちに解決するのかもしれませんが、緩すぎるよりかはマシでしょうか。

綱掛岩も撮ってみました。お手本のような日の丸構図ですが、主役に存在感がありすぎてコレ以外の構図を思いつきません。それにしても、ND1000の効果は絶大ですね。34秒の露光時間ですが、海面の雰囲気がすでに尋常じゃない感じです。

16時46分。日没まであと15分足らず。降りてきたオレンジ色が日常の情景を非日常へと変貌させる時間です。160秒の露光時間が海面をミルキーに仕立てて、そこに浮かぶ綱掛岩はさらに存在感が増し増し。それにしても、160秒を待つ時間がこんなに愛おしいとは思いませんでした。

「そろそろ帰る。」とカエルさんにLINEを送って早15分。けれど、当の本人にそんなつもりはさらさらないようで、場所を変えてレンズを変えて、結局は辺りが真っ暗になるまで撮影を楽しんだようです。「今、長浜駅でトイレ休憩中。ゆっくり帰りま〜す。」と、今度こそ本当のカエルコールを送るのですが、一刻も早く帰宅して撮影データを確認したいというのがホントのところ。ただ、そんなときほど想定外の渋滞に巻き込まれるのですが。

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