滑川渓谷再訪。というのは、もしかしたら最高の落ち葉の風景が・・・という淡い期待を抱いてしまったから。もう遅いんじゃないかということは頭ではわかっているものの、チャンスがあれば賭けてみるしかないですよね。けれど、やはり現実は無慈悲なもので、駐車場からチラッと眺めただけでわかるすでに終わってる感じ。それでも、来たからには何か撮って帰らなければという謎の使命感で足は動くものなのです。

清流ハウスからトイレの前を横切ってすぐの広場を左に折れると、落差の大きい滝が見えるんですよ。普通ならこの滝を下から眺めようなんてことは思いもしないのですが、今日の精神状態だとそれを可能にしてしまうのです。

見るからに頼りない緑の梯子を降りるその足はあまりにも頼りなさげ。梯子が思った以上に滑るのと、思った以上に動かない自分の足。「ここで落ちたら助けは来ないよな〜」なんてことを思いながら慎重に足を運んで、無事に辿り着いた滝の底。ただ、ここで後悔したことがひとつ。

「長靴を履いてくればよかった!!」

もちろん、長靴に履き替えに戻るほどのメンタリティは持ち合わせていなかったですよ。けれど、水風景の撮影に必須と言っていいフィルター関係はちゃんと持参していました。ただ、ここ最近の水風景の撮影を経て更なるフィルターの必要性を実感しているのも事実。ND8とかND16も揃えたいなぁ、と。出来れば、ND64とかも(笑)

ひとしきり水の風景を楽しんで、無事に地上に戻ってきたところでホッとひと息。降りるよりも登るほうが難易度は低かったのですが、足元が滑るとやはり怖いものです。とりあえず、安堵したところでなけなしの紅葉をパシャリ。

清流ハウスに戻ってきました。今日は平日なので営業はなし。けれど、そのおかげで自由に散策できるというものです。屋根を覆うカエデの樹もすでに葉を散らして幾許か。例年のような素晴らしい落葉の風景には巡り会えなかったのですが、それはそれで来シーズンへのモチベーションとなることでしょう。きっと、たぶん。

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