休日の日曜日、午前7時30分。もしかして?と訪れた西条市の禎祥寺だったのですが、お目当ての藤棚は咲き始めたところでした。ギャラリーは約一名。この方も偵察で訪れた方だったのでしょうか。そんな様相だったので、ワタシとカエルさんを乗せたハスラーは駐車場を素通りしてR11へ舞い戻ったのでした。さて、この後どうする?

迷ったときの定番「行く宛のないドライブ」って便利なんですよ。適当にハスラーを走らせて、被写体があればそれでヨシ、ナシならナシで普通のドライブだったと思えばいいだけの話ですからね。ということで、R11を松山方面へ走っていると「横峰寺」と書かれた案内標識あり。「行ったことあったっけ?」と思った時点で左折して山道を走っていたのですが、フロントガラスから見える映像にはなにやら薄らと以前に訪れた記憶があったりなかったり。いや、ありますね。とはいえ、横峰寺の境内にいる自分の記憶が甦ってこないのは何故でしょう。と思っていると、その理由が判明した立て看板を発見。


通行料金(往復)
普通車 1850円
軽四 1450円
軽トラック 750円
二輪車 400円
マイクロバス(10人迄) 3700円


う〜ん、なかなかのお値段ですね。そういえば、何年か前に偶然迷い込んだときにもこの看板に撃墜された記憶が蘇ってきました(当時はフォレスターでした)。で、今回もこの看板前で華麗にUターンを決めたのですが、少し戻ったところでやはり気になってググってみたのです。


石鈇山 福智院 横峰寺

愛媛県西条市小松町にある真言宗御室派の寺院。山号は石鈇山(いしづちざん)、院号は福智院(ふくちいん)と号す。本尊は大日如来で、四国八十八箇所60番札所、石鎚山の西遥拝所。シャクナゲが境内一面に咲きほこる5月上旬はそれ目当ての観光客も来て、ゴールデンウイーク期間は自動車が渋滞するほどである。


なるほど。そのシャクナゲとやらは非常に気になりますが(しかも、写真を見るとかなりスゲー)、タイミング的にはまだ2週間以上早いと思われます。2週間経ってまだ記憶に引っかかっていたときはまた考えてみましょうか。出来れば、霧がかった早朝にでも訪れてみたいものですが。となれば、またR11に舞い戻るべく山道を逆走することになるのですが、「こっちからも帰れるんじゃね?」と選択した道の右側に出現したダムの風景に心を惹かれて、気づけばダムを横切る橋を渡り切っていました。正確には、ダムの周辺を彩る緑の色彩に惹かれたのですが。



まず、橋を渡り切ったところから見える新緑並木の風景が秀逸でした。雨上がりだったことも功を奏して、艶やかで生命感あふれる緑がガードレールやらの人工物と絡む情景が写欲を刺激します。そして、そこから奥の公園までハスラーで移動することにしたのですが、ここでは道沿いに群生するシャガの煌めきにしてやられました。こういうときには得てしてマクロレンズを持ってきていないということが多くあるのですが、今日に限っては然に非ず。

それにしても、シャガという花は撮るのが難しいですね。まず、どこにピントを合わせればいいのかひたすら迷います。開放で撮りたいときなどは特にそう。この辺りの感覚は彼岸花と被ります。あの秋の花も絞りとピント位置でワタシを惑わせるのですが、シャガも同じようにワタシを惑わせるのですね。そういえば、写真を本格的に始めた頃、EOS55にSIGMAのダブルズームでシャガを撮りまくっていたことを思い出しました。そしてその頃からそんな感じだったことも。そう思えば、ワタシの写真のウデなんてそんなに上達などしてないのかもしれませんねぇ。


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