金毘羅寺に立ち寄らないわけにはいかないじゃないですか。瑞応寺を後にしたワタシたちがその後に訪れたのは、秋の彩り溢れる金毘羅寺。新居浜から西条を抜けて桜三里に入った頃には眠たさMAXだったのですが、金毘羅寺が近づいてくるにつれ覚醒する意識。それだけこのお寺のことが好きだということなのですが、助手席のカエルさんはこくりこくりとうたた寝モード。いえ、もしかしたらガッツリと爆睡モードだったのかもしれませんが。




山門への石段を登ることなく脇道のほうを選択したのは、頭上を彩る紅葉を楽しみたかったから。予想以上に色づくもみじのフィルターはステンドグラスのような美しさでワタシたちを迎えてくれたのでした。あと、山門から覗く銀杏の色づきも。









観音堂と大師堂がある場所から眺める風景が好きなんですよ。雰囲気満点というか、厳かな空気が溢れているような気がします。色づく紅葉もどこか冷気を纏っているような感覚で、シャターを切るたびに「ありがとうございます」と呟いていたのです。











しかし、今日のメインイベントはこれでした。納札所の前にある小さな小さな池。その昔、美意識が溢れる池として記事にしたことがあるあの池。それはどの角度から眺めてもフォトジェニック。ファインダーを覗くごとに、ズームリングを回すごとに、ピントリングをぐりぐりするごとに違う美しさを見せてくれる魔法の池。そりゃもう、メロメロでした。


鐘撞堂の湾曲の樹はまだ色づいていませんでしたが、どうやら今年は状態があまりよくないみたいです。毎年楽しみにしている一本ですが、今年はもう諦めることにしましょうか。惣河内神社へと続く小橋のほとりにあるお気に入りの赤系もみじも今年はさっぱりだったのですが、この二本の紅葉は来年のお楽しみということで。