あ〜、早く帰ってシャワー浴びたい。なんて思っていたはずなのに、何故か森の交流センターにいる不思議。浄瑠璃寺で蓮の花を愛でた帰り道、ここまで来たのならという気持がムクムクと。助手席のカエルさんから道が違うと鋭いツッコミが入るかとドキドキしていましたが、彼女はどうやら早く帰りたい気分ではなかったようです。きっと、たぶん。






ノウゼンカズラ。漢字で書くと凌霄花。いろんなものに絡まってたわわに垂れ下がる様が愛おしい夏の花です。早く帰りたい気持ちを抑えてこの場所へ寄り道した理由は、この花を撮りたかったから。10年くらい前まではもっともっと素敵にノウゼンカズラが咲く場所があったのですが、その場所も縮小されてもう存在しないのです。勿体ないとは思うのですが、仕方ありません。




それにしても爽やかですね。明るくてやわらかな葉っぱに包まれるオレンジ色の花は、実に爽やかでシュワッとした微炭酸のような印象。そして、望遠ズームのピントリングをグリグリと回して遊ぶのはもはや定番。とはいっても、ワタシの中だけの定番なのですが。



ノウゼンカズラと戯れたあと、園内を少し散歩してみました。すると、一本の木の下に広がる黄色い絨毯に遭遇。近づくにつれ匂ってくるのは果実の芳香。梅でしょうか。甘さの中にほんのりと酸味のある独特の芳香は、全身で梅酒を浴びているような感覚でした。暑くなければ最高なんですけどね。




さて、園内の散策ももう終わり。今度こそ家に帰ってシャワーを浴びなければ、ベトつくすべてが気持ち悪くていけません。とその前に、スーパー日東に立ち寄って昼飯の調達を。カエルさんによると、本日の昼飯はパックの握り寿司ということですよ。ということならば、ワタシはひたすらネタがデカい特選のヤツを選ばさせていただくとしましょうか(笑)