天候に恵まれないですね。今年の彼岸花シーズンは、本当に天候に恵まれません。理想は早朝に訪れて、朝の光が差し込むドラマティックな情景をカメラに収めるというものだったんですけどね。ただ、前日にiPhoneのお天気アプリをチェックすると、「そんなん無理。明日は夕方頃にやっと晴れるくらい。なんなら、ずーっと曇りかもしれん。」と、夢も希望もない事実を突きつけてくるわけです。とはいえ、今日は彼岸花を撮るためだけに取った有給休暇。iPhoneがそう言うからと諦めるわけにはいかないじゃないですか。
というわけで、昼前からぼちぼちと出掛けた窪野町の群生地は今シーズン早くも三回目。前回は四日目に訪れて、咲き始めの初々しい姿をカメラに収めて帰ったような気がします。となれば、今日は赤の比率がより多くなった「らしい」姿を見られるのではという期待に胸が膨らんで、アクセルを踏み込む右足にも力が入ります。もちろん、今日は金曜日なので助手席にはカエルさんが鎮座ましましておりますよ。
12時過ぎくらいだったでしょうか。いえ、きっと12時過ぎだったハズです。やっとこさ辿り着いた北谷は、すでに多くの人で賑わっていました。ということは、そういうことですよね。となれば、ワタシたちも早速カメラを片手に撮影隊の仲間入りです。しかし、今日も最短距離にクルマを停めることができたのは、どちらが強運の持ち主だったからでしょうか?
それにしても、たった四日間のうちにこんなに開花が進むのですね。前回の記事を読み返してみると、その違いは一目瞭然です。ですが、前回は雨上がりでしっとりと色が乗ったところに西日が差し込むというこれ以上ない好条件に恵まれたのに対して、今日はお手本のような曇天。ドラマティックな情景を好むワタシとしては、やはり残念な天候としか言いようがありません。
ワタシたちが到着してからというもの、ひっきりなしに訪れるギャラリーの群れ。道幅の狭い道路では、離合に苦しむクルマ同士の押し問答。おまけにふと気がつくと、道端にはバズーカ砲が並んで、モデルらしきお姉さんまで登場するという様相。そして、ついに降り出すわりと強めの雨。となれば、機材の不都合を理由に撤退を決め込むわけで、到着前からグゥと鳴っていたお腹をやっと慰めることができるのでした。
追記
昼飯を食べ終わって次の撮影地へと向かう途中、ハスラーが突然のパンク。かなりのサイズの金属の棒が刺さっていました。JAFを呼んで応急処置をしてもらった後に、いつもお世話になっているディーラーでタイヤ交換。タイヤ一本と工賃で2万円弱。JAFのほうはもちろん無料。それにしても、JAFさんは伴走までしてくれるのですね。いやぁ、ありがたいことです。感謝。