よく晴れた冬の日の休日。昼過ぎから海岸線を走ったのは、下灘の水仙畑がそろそろ白く染まっているのではないかと考えたから。けれど、そんな期待とは裏腹に駐車場から眺める山の斜面は緑のまま。とはいえ、今日のワタシの頭の中は水仙で一杯で、いきなり代替え案を出せと言われてもそれはほとんど無茶な注文なのでした。
双海長浜線、いわゆる夕やけこやけラインは瀬戸内の風景をぼんやりと眺めながらまったりとドライブするのにはもってこいなんですよ。水仙にフラれたワタシたちは当然のことながらそんな気分で、そうやってドライブしながら夕暮れに出会ったところで撮影することに決めたのでした。

JR長浜駅を通り過ぎると、大洲市内方面か長浜方面かの選択肢。なんとなく後者を選んでしばらく走ると、今日はまだ誰もいない綱掛岩に差し掛かるのでした。そして、撮るか撮らないかの選択肢はもちろん前者。ただし、今日のドライブの縛りは意図的に夕景を待たないこと。サクッと撮影を終わらせた後は、再び道なりに車を走らせるのでした。


時刻は16時30分過ぎ。綱掛岩を後にした赤×黒ハスラーは佐田岬メロディーラインを快走して、権現山展望台へ辿り着いていたのでした。少しでも油断すると帽子を掻っ攫われそうな強風の中、眼下に眺める三机の町の情景は、遥か昔に中学時代の友人と訪れた懐かしい記憶と共に。








その昔、Showがまだ小学生だった頃、家族3人でクワガタのイラスト入りの風車を背景に記念写真を撮ったことを思い出したんですよ。大きな風車が何機も縦に並んで、それはもう壮観で。となれば、(今日はShowは欠席ですが)その再現をとなるのは必然で、せと風の丘パーク展望台を目指したのですが・・・あ、あれ? 場所、違うことない? と、一瞬そんなことを思ってしまうほどの変貌ぶり。風車は確かに存在するのだけれど、方角が真逆で距離も遠め。そして、足元のアスファルトは敷かれたばかりの綺麗さで、なにやら見慣れないペイントはここがヘリポートだということを雄弁に主張するのでした。いやぁ、ビックリしたなぁ。

夕暮れに出会うまでのドライブもそろそろ大詰め。メロディーラインを走破して伊予三崎港まで辿り着いたところで夕暮れの色に落ち合ったのでした。とりあえず、今日の記念として防波堤と街灯のシルエットが夕映える情景を一枚だけゲットして、帰路に着くことにしましょうか。これにて本日のミッションは完遂です。
ってことにはもちろんならず・・・







この場所は何年か前にも撮影したことがあるんですよ。三崎港とは目と鼻の先なのですが、今日もここで夕景の撮影をお願いすることにしました。海岸(とはいっても、砂地ではなく石がゴロゴロとしている足場の悪い場所なのですが)に降りて、三脚を立てることひとしきり。強烈な風とその風に乗って襲ってくる波飛沫の悪戯に悪戦苦闘の連続だったのですが、終わってみればそれもいい思い出になることでしょう。たぶん。