朝勤最終日は夕景を撮りに行くには最適な時間に帰宅できるから好きなんですよ。15時に退勤、帰宅してシャワーを浴びて出発してもそれ相応の撮影地へ到着できるのです。5月のリフレクションの季節などはその恩恵を目一杯受けることができたのですが、初秋のこの季節も例外ではありません。とはいっても、この時期の被写体は夕景ではなかったりするのですが。
「行ってみる?あれから一週間しか経ってないから、まだ咲いてないかもしれんけど。」そう言ってカエルさんを誘って出掛けたのは、窪野町の彼岸花群生地。「さすがに今日は空いてるでしょ。」「三連休最終日だし、天気も悪いしね。」なんて会話を交わしているうちに到着した撮影地は先客一名。しかも、なかなかいい具合に咲き始めています。
キラキラと雨粒が輝いて美しいですね。しかし、家を出てから到着するまでの間、ハスラーのフロントガラスにはひと粒の雨粒も落ちてこなかったハズなのですが。アスファルトも濡れているので、この一帯だけ夕立ちにあったのでしょうか。それにしても美しい。
わらわらと増えるギャラリーたち。先程から背後で車が行き交う音が絶えないようですが、これは一体どういうことでしょう? 先客一名とワタシたちだけだった彼岸花の谷は、今やカメラやスマホを片手に彼岸花を愛でるインスタグラマーたち(?)の聖地と化しています。
「人も増えてきたことだし、このあたりで撤収しますかね?」と、落ちてゆく夕日を眺めながらカメラを片付けるワタシとカエルさん。ですが、ワタシのお腹の空き具合と眠たさがすでに限界に達しているというのがホントのところ。昔はいつまでも撮っていられたのですが、最近はすぐに限界がやってきます。歳、ですねぇ。