健康診断で引っ掛かったんですよね。そんなことはまったく予想してなくて、いつものように気軽に封筒を開けるとその中からもう一通の小さな封筒が出てきてびっくり。何年か前にそういうことを経験しているので一瞬で察してしまったのですが、その内容までは想像できないまま封筒を開封してさらにびっくり。
大腸の内視鏡ですか。胃カメラさえしたことないのに、いきなりでハードル高すぎでしょ。とはいえ、潜血便で陽性ということは大腸癌の可能性もあるってことですよね。ということで(嫌々ながらも)覚悟を決めて行ってきたのですが、結果は◯。良性のポリープ(極小)は見つかったのですが、それ以外は極めて良好。じゃあなんで出血? という疑問は残りつつも、ホッとひと安心。ただ、来年も引っ掛かることがあれば、また肛門を見せに行かなければならないんですかね? 嫌だなぁ。
そんなわけで、精密検査が無事に終わって気分は上々な週末の休日。セットし忘れたiPhoneのアラームを嘲笑うかのように目が覚める早朝。「ちょっと行ってみる? もう終わってるかもしれないけど。」隣で蠢くカエルさんにそう声を掛けると、その答えは予想と真逆なのでした。さあ、行くぞ。
浄瑠璃寺の弁天池を訪れるのは今シーズン三度目です。前回と前々回は蓮の花があまり咲いていなくて別のものばかり撮影していたのですが、今回はどうでしょうか。「二度あることは三度ある」なのか、それとも「三度目の正直」なのか。前回の訪問から3週間、若干の不安を抱えながら弁天池に足を踏み入れるのですが・・・




決して多くはないのですよ。多くはないのですが、「三度目の正直」とギリギリ言えるくらいの花の数。少なくとも訪れて早々に昆虫の撮影を始めるなんてことをしなくても済みそうです。まあ、それはそれで楽しいので問題はないのですが。それにしても、蓮の花はやはり神々しいですね。この時間に咲いているということは、開花から二日目か三日目の花なのでしょうか。そして、その少しはだけた姿容がやけに優美で艶やかなのです。




視点を変えて蓮の葉も少し。大ぶりの葉にエンボス風味の葉脈が目を引きます。透過光で見るのがテッパンですが、そうでなくともフォトジェニックな被写体ではないでしょうか。




そして、トンボさんたちと戯れる時間も少々。「そのつもり」で眺めるとけっこう見つけられるものですね。逆に言えば、蓮の花が咲き誇っていたりすると目に入らないのかもしれません。それにしても、トンボたちの種類がまったくわからないのは如何なものなのでしょう。これを機に勉強でもしてみましょうか。



時刻はもうすぐ7時30分。最後に撮るのはやはりこれしかないでしょう。グリーンとマゼンタのコントラストの気持ち良さ。そして、花托のイエローの鮮やかさといったらもう。この日最後の一枚は、そんな魅力が詰まった色彩をファインダーいっぱいにして。