昨日、結婚式の写真を探していたときに偶然見つけたクリアケース。そのケースに入っていたのは、またもや懐かしい品物なのでした。数本のネガと数枚のプリント。ネガは20年ほど前のもの。見慣れたオレンジベースのネガではなく、たまにしか見ない青紫のネガ、そう、モノクロフィルムのネガです。そして、プリントは15年ほど前のものでしょうか。ベタ焼きが一枚混ざっていて、手焼きプリントしていた頃の思い出が蘇ってきました。
機材は借り物。当時、愛媛県美術館には暗室があって、予約さえ入れれば暗室と機材を貸してくれたのです。なので、自分で用意するものは現像液と印画紙だけ。なんと安上がりなことでしょう。平日の午前中に予約を入れて、Y’sさんとふたり黙々と焼き付けに勤しんだ記憶。そんなことを思い出しながらスキャンする写真は、新婚旅行で訪れたローマでのひとコマ。昨日の結婚記念日の余韻と相俟って、もう一度ヨーロッパを訪れたい気分になってきました。
が、飛行機が苦手なワタシ、また13時間も機上の人なんていうのは無理そうな気がしますけど(苦笑)