15時00分。けたたましく鳴るiPhoneのアラーム。まだ眠い目を擦りながら出窓のカーテンを開けると、雲ひとつない快晴の空。そして、、、暑いなぁ。と、ひとまずやたらと暑いことは置いといて、問題はこれから出掛けるか否かなのですが、チラッとチェックした天気予報によると今日は晴れで明日は曇り。そりゃ出掛けるに決まってるでしょう。
夜勤が明けた日の夕方に出掛けると綺麗に焼ける法則がまだ有効ならば、今日も素敵な夕景に出会えるハズです。目的地はもちろんあそこ。と言いたいところですが、少し時間を割いてあちらのロケハンにも行っておきましょうか。昨年同様なら、あちらのほうはまだ水が張ってないと思うのですが・・・。
ロケハンの予定がそのまま本撮影に切り替わるなんてことは珍しくないのですが、今日がその日だとは思ってもみませんでした。本谷の棚田はすでに田植え済みで、あとは日が傾くのを待つのみです。とはいえ、もともとこの場所はロケハンだけで立ち去る予定だったところ。撮影までかなりの時間を持て余すハズだったのですが、ワタシに少し遅れて到着した初対面のカメラマンさんとしばしの歓談。時間を持て余すことなく撮影の時を迎えたのでした。さあ、撮るぞ。
先日訪れた双海町高岸の棚田もそうなのですが、瀬戸内海を背景にして穏やかに暮れる風景には特に心を掴まれます。刻々と色を変える空はグラデーションの品評会のようで、同じ構図であっても何度もシャッターを切りたくなる美しさ。結局、辺りの光がフェードアウトするくらいの時間まで撮り続けてしまったのでした。
タイムラプスも回してみたよ。